信仰告白

東京福音センター《信礎》

1 私たちキリスト者は、永遠にして無限の神、聖なる三位一体の神がおられると信じ、神が聖書を通して特別な方法で自らを啓示しておられると信じます。

2 私たちキリスト者は、この啓示により、神が、私たち人間という存在も含め、全宇宙(以下「被造世界」という。)を創造され、かつ、私たち人間に、創造された世界の管理(以下「被造世界の管理」という。)を任せられたと信じます。

3 私たちキリスト者は、最初の人間が、自己の意思で神に背いて、罪を犯し、自ら、神との間に決定的な断絶を招くことになった、その結果、第一に、人間が神との親しい交わりのうちに生きるよう創造されたのにもかかわらず、この交わりが破壊され、自らに死を招くことになったこと、第二に、人間はこの神に託された被造世界の管理を正しく果たすことができなくなってしまい、その結果、被造世界が虚無に服してしまったことを信じます。

4 私たちキリスト者は、神が私たち人間と被造世界とを限りなく愛しておられること、その愛の故に、罪を犯した人間から被造世界の管理を取り上げることはせず、罪を犯した人間がご自身との正しい関係に立ち返り、再び被造世界の管理を担うことができるように救いの道を与えてくださったことを信じます。


5 私たちキリスト者は、その救いの道がイエス・キリストであること、キリストは完全に神であると共に完全に人であって、罪のないただひとりの御方であること、このキリストが人間の罪を贖うために十字架で死なれた(以下「贖罪死」という。)こと、その贖罪死が罪人の救いに有効であることを明らかにするため、三日目に死からよみがえられたことを信じます。

6 私たちキリスト者は、その結果、第一に、このキリストを救い主と信じる者は罪が赦され、神の子という立場を与えられ、新しい霊的ないのちに生かされ、「キリスト者」と呼ばれること、第二に、キリスト者は、聖書を通して、神から託されていた被造世界の管理を再自覚し、虚無に服してしまった被造世界の回復とその完成を目指すものであることを信じます。

7 私たちキリスト者は、キリスト者の多くが、被造世界の回復とその完成を見ることなく、地上の生涯を終えて、復活するまでの待合室である「パラダイス」に行くこと、やがて、人間の歴史の中に、イエス・キリストが再臨され、虚無に服してしまった被造世界の回復とその完成である「神の国」が登場することを信じます。

8 私たちキリスト者は、その時キリスト者たちが死より復活し、その「神の国」において、永遠に聖書の神との交わりのうちに生きることになることを信じます。

9 私たちキリスト者は、以上のことから、「キリスト教を宣教」するとは、同時に行うべき二つの内容、すなわち、第一に、イエス・キリストによる「救い」を伝え、罪人である人間を「神の子」とする「イエス・キリストの福音」を「伝道する」こと、第二に、イエス・キリストによる「救い」を受け取り「神の子」とされた者たちが、神の御旨である旧新両約聖書に沿って、虚無に服してしまった被造世界の回復とその完成を目指す働きを担うように整える、「神の子」たちに対する「社会的責任を果たす」ように「教導する」ことであると信じます。