はじめに

 先月、滋賀県の草津で伝道牧会をしている叔父(高橋博牧師/本人の許可を得て名前を出させていただいております)から『ヨブ記を読む』という冊子が送られてきました。その序文に現在この世界が直面している「コロナ事件」を聖書的に捉えていくうえで参考になる文章が書かれていましたので、本人の許可を得たうえで此処にご紹介いたします。首都圏でも緊急事態宣言が解除される可能性が出てきていますが、仮に終息に向かったとしても忘れてはいけないことがあると思いますので、記録しておこうと考えた次第です。〔2020年5月24日 記〕

ヨブ記を読む 序文
いのちのことば社が月刊デボーションガイドブック『マナ』を発行しておられその通読表を教会の月間予定表にも掲載し、それに従って私も教会員も聖書通読とデボーションを行うように長年勤めてきました。毎朝聖書を読み、その箇所から短い文章をしたため、マナメールとして幾人かの方に送ってきました。2014年と2018年にヨブ記を読みマナメールを書きました。今、それらを読み返し、少し校正して『ヨブ記を読む』という表題でまとめることにしました。
 『ヨブ記を読む』をまとめるきっかけはいくつかありますが、最も大きいのは世界が直面し苦しんでいるコロナウイルスの大きな問題であります。序文ではその件で考えていることを書き表しておきたいと思います。」

〔全3回〕
バベルの塔の出来事から学ぶ
安息日を守る
地球温暖化と循環型社会の確立のため