3月15日(日)週報掲載記事

「神学生サポートの重要性(その1)」

 4月からいよいよK神学生のサポートをスタートしてまいります。私自身も神学生時代、多くの方から愛の支援をしていただき、改めて深い感謝の思いに溢れています。この度、神学生を支えるということが主の宣教の働きにおいて如何に重要であるかをお伝えしたいと思い、筆を執りました。『ケープタウン決意表明』の中に、その意味をよく説明している文章が出てきますので紹介させていただきます。

「ミニストリー、一致、及び成熟において教会が成長するために、聖書を教えることは不可欠である。この必要性を改めて確信し、その確信が神の全教会をとらえるのをこの目で確かめたい。キリストが教会に牧師・教師として与えてくださったすべての人々の賜物を、私たちは喜ぶ。神の言葉を説き、教える業のために、そうした人材を見出し、励まし、訓練し、支援するために、私たちはあらゆる努力をする。」(p.69)

「神学教育は、伝道の先にある宣教の一部なのである。地上における神の使命は、神の使命に仕えることであり、神学教育の使命は教会の宣教を力づけ、教会の宣教と共に歩むことである。神学教育は第1に、牧師・教師として教会を導く人々を訓練するために役立つべきであり、誠実さと妥当性と明確さをもって神の言葉の真理を教えることができるよう、彼らを整えるものである。神学教育は第2に、神の真理をすべての社会的文脈において理解し、また適切に伝えるという宣教の務めのために、すべての神の民を整えることに役立つべきである。」(p.90-91)

 直接献身する人が少ないこの時代にあって、東京ティラナスホールから器が興されていることを喜び、祈りつつ支えていきたいと思います。《次回に続く》